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2011年5月

少しでも快適に過ごしましょう!

2年間、あるいはそれ以上住む可能性がある仮設住宅。
壁が薄かったり湿気や風通し、収納場所のなさが気になりますよね。
そんな不安を払しょくするために、かつて中越地震、中越沖地震を経験した新潟で、
その時用いられた「仮設住宅の知恵」をまとめたサイトを
新潟大学研究室の方々が公開して下さいました。
http://kasetsukaizou.jimdo.com/

 

これからの生活に不安はありますが、工夫して少しでも快適に暮らしたいですね。
また、今夏は昨年と同様に、猛暑となることも心配です。
沿岸部では窓を開けると涼しい浜風が吹いてくるので、
エアコンの冷風に慣れていない方も多いのではないでしょうか。
エアコンもつけず、
締め切った部屋にいると熱中症になる危険性も高まります。
特に高齢の方は暑さを感じない、暑くない、とおっしゃることが多いですが、
体内の水分量が元々少なく、汗で水分も失われていますので、
お水やお茶、スポーツドリンク、塩分などを十分に摂取するように、
周りの方が注意するようにお願いします。

 

こちらのサイトで紹介されている工夫と、
暑さ、熱中症対策も併せてこれから始まる夏を乗り切っていきましょう!

想いを込めて…

今回の震災により開催が危惧された仙台七夕まつりですが、
予定通り8月6日~8日の3日間開催されます。
今日の七夕祭りは、昭和2年に不景気を吹き飛ばそうと、
商店街の有志の方たちがかつて旧藩行事で飾られたような
華やかな七夕飾りを復活させたことが始まりのようです。
戦時中はこの祭りも途切れてしまいましたが、
戦後間もない昭和22年に焼け野原となった商店街に再び七夕飾りが戻りました。

この様な歴史を持つ仙台七夕まつり、
それだけに宮城県の方々の今年の思い入れは特に強いものだと思います。

今年の七夕まつりは「復興と鎮魂」がテーマになっていますが、
本来お祭りには神様を敬い、感謝し、願いを伝える交信の儀としての側面と、
魂を安らかな場所へ送る鎮魂の儀との両面がありますが、
同時に、残された人の心を慰める儀としての意味合いも強いと思います。

毎年開催されることが当たり前だと思っていた仙台七夕、
今年はぜひ浴衣を着て、
復興と鎮魂を祈るために大切な人と参加してみてはいかがでしょうか。

また、現在宮城県の女性が子どもたちに浴衣を着てお祭りに行く、
という思い出を作ってあげたいと、
子ども用の浴衣の提供を呼び掛けています。
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110518mog00m040010000c.html
もしご家庭にお子様が大きくなって着られなくなった浴衣がございましたら、
ぜひご協力をお願いいたします

より早く多くの方が新しいスタートを切れますように

仮設住宅の不足を補うため、
4月27日にアパート等の民間賃貸物件も仮設住宅と同等の扱いをする、
という制度が発表されていましたが、
5月16日に要件の緩和と賃貸料上限の変更がありました。

当初の発表では市町村への申請締め切りが5月末日までと期限が短いにも関わらず、
不動産や大家から契約を拒否されるケースが相次ぎ、
思う程活用が進んでいなかったようです。

これは自宅が全壊、あるいは流出等したために住居がない方を対象に、
民間が提供する賃貸物件を、
貸主・県・被災者の3者で契約を結び、
仮設住宅と同様に県が2年間に亘り賃貸料を負担するものです。
(入居人数により料金の上限が設定されます)
また、震災後から4月30日までの間、
既に個人で民間賃貸を契約された方も、
5月1日付で県名義の契約に切り替えるとのことです。
この支援制度は市町村域を越えての避難者、
県外からの避難者も原則対象となります。

今回改めて発表された内容では、
申請期間が修正されておりました。
(※申請先の市町村によって期限が異なるようです。必ずご確認ください)
貸主の拒否により制度の利用を諦めていた方も、
希望を持って再度交渉してみてはいかがでしょうか。

詳しい内容は県、または各市町村のホームページや
担当課にお問い合わせください。

2ヶ月が過ぎて…

業者さんの懸命な作業により、完成した仮設住宅が目につくようになりましたが、
スムーズな入居には至っていない地域も多いです。

その原因として10世帯以上からの申請受付や、被災した沿岸部より大きく離れた場所にあるためなど、様々なものがあるようです。

仮設に入って一件落着、ではなく、これが長い長い再建へのスタートです。
どうしても「仮の住居」ということが頭にあるため、腰を落ち着けるというよりも、
腰を半分浮かせた状態の方も多いのではないでしょうか。

これまで2世帯だった住居形式が1世帯にまとまったこと、
集合住宅に慣れない高齢者や子どもがそれぞれ室内を歩く音、
テレビの音、話し声などに気を遣わなければならないこと、
もう自分の家は持てないかもしれないという不安…
数えればキリがありませんが、
大なり小なりの問題・ストレスが積み重なることで、
今後身体や心の健康に影響が出ることが心配されます。

我が家の場合も2世帯でしたが今回の津波で自宅、祖母宅共に流されたため、
現在は2DKの部屋に5人で暮らしています。
祖母は畑仕事と庭いじりが趣味で、一人で買い物にも行ったことがないため、
これまでと全く異なる環境に外出もあまり気が進まず、
かなり心労が溜まっているようです。

今回被災した沿岸部では祖母のような方が多いと思いますので、
小、中学校や町内会、あるいは仮設住宅の敷地内で、
高齢者向けの園芸ボランティアを募集して頂ければ…と願っています。
そのような情報を発信する、
地域の市民情報窓口は未だ閉まっている所も多いので、
復旧を心待ちにしています。

ようやく前向きになってきたからもう大丈夫、ではなく、
大切なものをなくした方、または支援のために奔走した方々は
疲労や世間とのギャップなどで浮いたり沈んだりの日がこれからも続きます。
頑張る方法も頑張らない方法も分からないままでいいと思います。
復興はまず自分と家族から、ゆっくりと元の姿に戻ることが大事なのではないでしょうか。

今辛い思いをされている皆様が一日でも早く、
穏やかに笑える日が来ることを願うばかりです。

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