★エクセルで作るチラシ

水引素材を作りました

今月は敬老の日がありますね。
イベントに向けて色々なお知らせやお手紙などを作られていると思います。
何かのお役に立てればと、講座を見ながらそれっぽい感じで作成した水引素材をアップします。
特に報告等はいりませんので、自由に加工してご利用ください。

ラインと結び目を別々にしてあります。
水引ライン mizuhiki_1.png (24.3K)

水引結び目 mizuhiki_2.png (117.4K)

ちなみに今月の通信でこのように使いました。

Safuran9_4

※中央の可愛いイラストは「いらすとや」様からお借りしました。

こちらの使用見本は素材ではありませんので、転載等はご遠慮ください。

楽しい敬老会になりますように!

エクセルで作るチラシ・番外編1「誕生日カード」

毎月くる利用者様のお誕生日。
誕生日カードのデザインを考えるのも大変ですよね。

困った時はグラデーションに素材をちょっと足せば何とかなります。
今年作った誕生日カード(B5サイズ)の例ですが、

3_2

これが春ver.

1

これが夏ver.

どちらも背景は「図形」→「長方形」を挿入し、
図形の塗りつぶしで3色のグラデーションに設定しています。

その上から花素材と月桂樹素材をポンと置いて、
文字を入れ込んだだけです。

グラデーションと花素材は万能です。
今回の花素材は購入した素材集から使用していますが、
植物や花の素材集は1冊は持っているととても便利です。
ちなみに白くぼかしがかかった円は、白く塗りつぶしたフチなしの丸を、
「図形の効果」→「ぼかし」で加工したものです。
丸をぼかすと淡く優しい雰囲気に、
ぼかさずカラフルな色の丸をちりばめると可愛らしい雰囲気になるので、
スペースが空いて困った時にはとりあえず入れています。
何とかなるものです。

後は中央に利用者様の写真やメッセージを入れて、
少し厚手の色画用紙に貼り付けたりラミネート加工したり、
もし小規模で時間と予算に余裕があるのであれば、
きらびきなどのキラキラ系用紙やデュークブラウン、羊皮紙、
玉しき等の特殊紙に貼っても素敵ですよね。

…と、あまりこだわりすぎると時間短縮も何もなくなってしまうので、
適当な処で見切りをつけましょう。
大事なのは気持ちとパッと見です。

工夫して、喜んで頂けるものを作っていきたいですね。

エクセルで作るチラシ・その6「素材のご紹介とテンプレート」

「イラスト フリー素材」などで検索するとたくさんのイラストが出てきますが、
ホームページ向けのものだったり、商用不可のものもあり、
印刷できる素材は結構限られてきます。

いつも助かっているありがたい素材配布サイト様がこちらです。

■フキダシデザイン・フレームデザイン・矢印デザイン
http://fukidesign.com/
http://frames-design.com/
http://yajidesign.com/
とにかく凄い。高品質で美しいデザインの素材をフリーで使うことができます。
一番好きなのはフレームデザインです。
たまに街中のポスターでも使われているのを見かけます。

■シンプルパターン研究所
http://labo.v-colors.com/
オブジェクトにも適用できるシンプルで使い勝手の良いパターンがたくさんあります。

■写真素材 足成
http://www.ashinari.com/
アマチュアのカメラマンが撮影した写真を素材として自由に使用することができます。
自然、街並みなど素敵な写真ばかりです。

フリー以外では、自分で素材集を購入するという手があります。
その際はワード、エクセル用というものではなく、
コンピューターの「グラフィック」の棚にある「Photoshop用素材」がおすすめです。
コンセプトを明確にした各デザイナーさんの素敵な素材がたくさんあるはずです。
「PNG」という形式のファイルが入っていればエクセルでも使えますので、
是非本屋さんで探してみてくださいね。
いつかグラフィックソフトを導入した時も使えますし。
大体1冊2,500円~4,000円くらいです。

最近「デイ テンプレート」という検索によく引っかかっているようなので、
とてもシンプルなデイの通信テンプレートとも言えないようなテンプレートを作ってみました。
フォントを変えたり、イラストをたくさん挿入して、
色々とアレンジしてみてください。

http://vitalcare.cocolog-nifty.com/vc_tuushin.xls

小規模デイ向けです。

写真や文章をもっと入れたい、という場合は、
別シートにA4で作成し、印刷する時に両面またはA3に2枚並べてください。
シートが異なる場合の両面、2アップ印刷方法は、
1つのシート毎に両面や2アップ印刷設定をしたあと、
ctrlを押しながら2枚のシートを選択して印刷をします。

エクセルで作るチラシ・その5「フォントについて」

文字だけよりも絵や写真が入っているチラシの方が手に取ろうという気にもなりますし、後は配色も大事ですよね。
明るく綺麗な色ばかり使えば良いかと言えばそうでもないし、ユニバーサルデザインという点で考えると作り手には見えやすくとも、高齢者の方には見えづらいということもあります。
この辺りはとても難しいです。
配色についてはたくさんのサイトさんや参考書で説明されているので割愛しますね。私にもよく分かりません。
困った時はとりあえず可愛いので「ピンク・水色・茶色(グレー)」を使っておきましょう。

…とは言え文字はやっぱり一番重要です。
そこでちょっとフォントを工夫してみませんか?
脱!創英角ポップ体!

*☆とても素敵な無料フォント☆*

世間には無料で提供されているのにハイクオリティなフォントがたくさんあります。
その中でもなんと第2水準漢字まで使える上に商用利用OKなありがたい日本語フォントをご紹介します。

■やさしさゴシック
http://www.fontna.com/
とてもやさしいゴシック体です。コロっとしているのが愛らしいですよね。
本文に使えるノーマル体と見出しに使えるボールド体があります。素晴らしいです。

■あんずもじ
http://www8.plala.or.jp/p_dolce/
手書き風文字といえばやっぱりあんずもじ。
紙面にナチュラルな優しさを添えてくれます。
ちょっとしたコメントで使えば「それっぽさ」が出る…ような気がします。

■フォントポにほんご・ぼくたちのゴシック
http://yoshihisa.que.jp/fontopo/index.html
にほんごの方はちょっとクセのある味わい深い書体です。
ぼくたちのゴシックは絵本の本文のようなかわいさがたまりません。
fontopoさんのフォントはアルファベットもものすごく可愛いのです。

■はんなり明朝
http://typingart.net/
ほっそりとした上品な明朝体です。思わず京都に行きたくなります。
カタカナとアルファベットのみですが、「プラネタリウム」もとても素敵なデザインです。

■Rounded M+
https://sites.google.com/site/roundedmplus/
フリーフォントのゴシック体「M+」を丸ゴシック化したフォントです。
太さ(ウェイト)が数種類あるので、本文にも見出しにも使えます。
一部の第2水準漢字を含まない、開発中の段階だそうですが、
それでも十分に素晴らしいです。

※各フォント配布サイト様の注意書きをよく読んでからダウンロード、インストールしてください。

他にも第1水準漢字まで使えるものや、カタカナ、アルファベットなど星の数ほどフォントがあります。
フォントを見ているとワクワクしてきますね!

エクセルで作るチラシ・その4「配置」

お久しぶりのフィーリングエクセル講座です。
業者に入稿するわけではないので、とにかく自分のプリンタで印刷できればそれでいいんです。

前回までで文字を全て流し込みました。
さて、次はこれをパズルのように並べ変えてみましょう。

9_3 

この例だとレイアウトも何もないですが、
上はデイで行った内容についてにして、
お知らせは最後にするのが鉄板だと思います。

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こんな感じに配置して、本文フォントを「HGP創英角ゴシックUB」にしておきました。

ちなみにテキストボックスを選択するときは、Shiftを押しながらテキストの中をクリックすると、ボックスごと選択できて地味に便利です。
スタイルを変えたいテキストボックスをShiftを押しながら全部カチカチクリックして選択すれば、後は一気にフォントや色をドーンと変更できます。便利ですね。

次は一目でわかるように見出しを前に作ったフチ文字で飾っておきます。

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「体操教室のご案内」の下の日程を見やすいように、表にしておきます。
この時もセルは使わずに、「図形」の四角を合体させて作ります。

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これなら移動も楽ですし、セルの大きさをいちいち調整しなくてもいいですね!

後は空いてる所に花の素材でも飾ったり、図形で四角を作って「最背面に移動」をして背景に色を付けたり…

13_2

背景に色を付けたい時も、図形の塗りつぶしで表現します。
そうすると上のようにフチを取ることもできますし、
簡単に大きさも変えられて楽だからです。
セルは絶対に使ってあげません。

普通の書類を作る時にこんなやり方をしたら間違いなく怒られますが、
チラシですし大体作った本人しか使わないデータですからいいんです。
ただし印刷所さんに持って行って大量に印刷したい場合はこのデータは使えません。ご注意ください^^

レイアウトはトライアンドエラーです。
元となるシートをコピーしておけば何度でもやり直せるので、
色々と試してみてくださいね。

次回は素材やフォントについてご紹介します。

エクセルで作るチラシ・その3「文字を入れる2」

前回までで「入れなければならない文字」は入れました。
後はついでに写真などの「入れなければいけない画像」もレイアウトを気にせず流し込んでいきます。

文字や画像のレイアウトについては、紙に書いて大体の位置を決めておくと
その後の作業がやりやすいと思いますが、その辺りは人それぞれなので…

本文は読みやすく、細すぎず太すぎないフォントにしておきましょう。
個人的には小塚ゴシックとメイリオが好きです。
メイリオは行間がちょっと開きすぎてしまう気がするので、
フォントサイズに合わせて間隔を狭くしておきます。

さて、次は見出しについてです。

(1)見出しを目立たせましょう。
エクセルやワード等には「ワードアート」という機能があり、
簡単に文字を飾ることができます。
ですが、使い方やセンスにもよると思うのですが、
いかにも「エクセルで作りました!」と主張しすぎるので、
あまり使ったことはありません。

見出しでよく使っているのはフチ取りのある文字です。
書式メニューに「文字の輪郭」があるのですが、
これを使ってフチ取り文字を作ろうとすると、

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こんなことになってしまいます。
目立たせるつもりが余計見づらいですね…

フチ取り文字を作る時は「文字の輪郭」で作った太めの文字の上に、
元のスリムな文字を重ねると出来上がります。

つまりこんな感じです。

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この例だと黒い文字に白とピンクのフチを付けたかったので、
3ptで白い輪郭を付けた文字と、8ptでピンクの輪郭を付けた文字を作りました。
これを下からピンク→白→黒で重ねていくと、

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こうなります。

最初に「体操教室のご案内」という文章を打って、
それを丸ごと3つコピーしておくと楽です。
コピーする時は、文字の回りの枠にカーソルを当てて、
十字になるところでクリックしたまま、Ctrlキーを押しながらドラッグすると増えます。
Shiftも一緒に押しておくと平行に動くので、後で合体しやすくなります。

それから一番背後に持ってくる色から「文字の輪郭」を設定していって、
最後に重ねるだけでちょっと目立つ文字になります。

良く使う方法なので、一度作ったら次の機会にはコピーして貼り付けると、
一々設定する必要がありません。
尚、フチはグループ化しておくと移動が簡単になります。

これができればもう見出しは大丈夫ではないでしょうか。
ちなみに写真や画像の上にただ文字を乗せるだけだと読みづらいですが、
白フチを付けるだけで断然読みやすくなります。

グラデーションや影等は画面の見た目と印刷したものとで結構変わってしまいますが、
この方法だと割と見たままに印刷できるのでおススメです。
たまにズレますが…

エクセルで作るチラシ・その2「文字を入れる1」

準備ができたところで、こんな感じのお便りを作ってみたいと思います。

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「その1」でせっかく作ったテンプレートは使っていません 笑。

色々なやり方があると思いますが、まずは文字や写真など、
「入れなければいけないもの」をとりあえずレイアウトを気にせず入れていくと、
全体のバランスが掴みやすい気がします。

それではまず文字から…その前に、
使えると便利なショートカットキーを覚えておきましょう!

(1)ショートカットキーでスピードアップ!
上書き保存やコピー&ペーストをする時、一々マウスでボタンをクリックしていると地味に時間を取られてしまいます。
特によく使う「上書き保存」「元に戻す」「コピー」「貼り付け」、この4つだけでもキーボードのショートカットキーを覚えておきましょう。
慣れれば断然作業が速くなります^^

・「上書き保存」…「Ctrl」を押しながら「S」を押す

・「元に戻す」…「Ctrl」を押しながら「Z」を押す

・「コピー」…「Ctrl」を押しながら「C」を押す

・「貼り付け」…「Ctrl」を押しながら「V」を押す

「Ctrl」キーはキーボードの左下と右下にあります。
いつでも小指で「Ctrl」を狙えるようにしましょう。

ちなみにこのショートカットはエクセルだけに限らず、
ワード等大体のプログラムで使えます。
「上書き保存」のショートカットだけでも覚えておいて小まめに保存する癖をつけると、
突然プログラムが強制終了された時に、
「保存していなくて最初からやり直しだ!」という悲しい事故も、
最小限に抑えられます。

ショートカットに慣れすぎるとペンで文字を書いていて間違えた時などに、
ついCtrl+Zを押したくなります。
人生のやり直しはできませんが、データ作業ではどんどん戻していきましょう!

(2)文字は「テキストボックス」か「ワードアート」で。
エクセルは本来表計算ソフトですが、チラシを作る時はその機能を一切無視します。
文字はセルに入れるのではなく、
基本的に「テキストボックス」か、「ワードアート」を使って入れます。

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文字をテキストボックスで入れるかワードアートで入れるかはどう使うかにもよりますが、
長い説明等を入れる時はテキストボックス、
見出しやちょっと飾りたい時にはワードアートを使うといいと思います。
飾りたい時にワードアートを使う一番の理由は、
グラデーションや影等の加工をしたいから…ではなく、

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文字が回転するからです。
(※左がワードアート、右がテキストボックスです。)
テキストボックスは外枠は回転してくれるのですが、
肝心の文字が回ってくれません…
回ってくれた方がアクセントも付けやすく便利なのです。

長くなってしまったので次回に続きます。

エクセルで作るチラシ・その1「準備」

お知らせを作ったり、デイサービスのレクリエーション用の印刷物を作ったり…

新年度を間近に控えて、何かと広報物を作る機会が増えていると思います。
担当者の皆さま、お疲れ様です。

さて、この広報物、皆さま何を使って作られていますか?
印刷を外部にお願いせず、数十枚を会社のプリンタで印刷するだけでいい、という介護業者さんは多いと思います。
プリンタ印刷だけであれば、エクセルがあれば充分(^・^)
ワードに比べて画像の移動がしやすいのと、
後述しますがセルを「方眼紙状」にしておくと、
レイアウトを整えるのが楽なのです。

写真やフリー画像をペタペタ貼って、
パパッと作業を終わらせてしまいましょう!


(1)方眼紙のテンプレートを作っておきましょう。

これはなくても構いませんが、作っておくと少し便利です。
マス目の大きさはお好みで^^
ここでは行の高さを「10」、列の幅を「1」にしておきました。

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(2)ページの設定をします。

サイズはよく使うA4サイズで、余白は上下左右とも「0.5」に設定します。
「ページ中央」の「水平」と「垂直」にチェックしておくと、
作ったものが中央に印刷されます。

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(3)分かりやすい名前を付けて、保存します。

保存したら、ファイル名を右クリック→「プロパティ」→「全般」の中の一番下、
「読み取り専用」にチェックしておくと、間違って上書きをすることがありません。
今後、チラシを作る時はこのテンプレートをコピーして使うと、
1回ごとに設定する必要がないので便利です(^v^)

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これで準備は完了!
続きはまた近い内に…